7月12日(土)の午後、当センター主催の「大人のための性教育グループトーク」を開催しました。
年3回のグループトーク企画の、第1回目です。

当日は、申し込みのあった7人のうち6人が参加。
センターが用意した「なぜ性教育が必要?」の資料を一緒に学んだあと、グループトークをしました。
それぞれ自己紹介や参加した理由などを交流し、参加者の発言に対してさらに質問や感想が飛び交うなど、和気あいあいとした雰囲気の中で、あっというまに終了時間となりました。
出された話題についていくつかご紹介します。
・少子化や地域でのお産について、不安が出されるとともに、妊娠してから社会制度やセイフティーネットを知るのではなく、男女ともに学生時代に学ぶ必要があるという意見が出ました。
・性暴力事件が相次いでいるが、包括的性教育が浸透すれば違ってくるのではないか。また、男性を加害者と決めつけることへの危惧も出されました。
・参加したみなさんの関心の大きな部分が、「子どもへの伝え方」でした。子どもたちがインターネット上の性的なコンテンツに触れやすいこと、依然として性犯罪・性暴力は深刻な状況であること、このような視点から、特に弱い立場に置かれた子どもたちに性教育の必要性が語られました。
また、性の話をタブーにせず適切に伝える、子どもであっても「触れ合い」の線引きをするなどの経験も出されました。
・性的同意について、「断り方」「断られ方」の難しさ、NOと言えることの必要や、NOと言われた時の対処などが話題になりました。子育ての中で、「子どもがいやだと言ったらやめる」ことも大切であることや、性的同意を紅茶にたとえた動画が紹介されました。
動画はこちら(「つうしん」122号でもご紹介しました)↓↓
「Consent – it’s simple as tea(日本語版)」https://www.youtube.com/watch?v=-cxMZM3bWy0

参加者からは、「何度も学びたい内容」「みんなの話がきけて勉強になった」「次回が楽しみ」と好評でした。
今回の参加は全員女性で、「男性の話も聞いてみたい」という意見も出ました。センターでは、性別にかかわらず18歳以上の市民の方のご参加を呼びかけます。3回の連続イベントではありますが、第2回・第3回の申し込みも、受付中です!
お申し込みはこちら→https://forms.gle/BgxSeaEjrvsES1D7A
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