任期満了に伴う三重県名張市の市長選(2026年4月5日告示、12日投開票)に、現職の北川裕之氏(66)=同市百合が丘東3=が12月12日、2選を目指して立候補する意向を表明した。同市長選に出馬表明したのは北川氏が初めて。
この日の市議会一般質問で細矢一宏議員から2期目について問われ、答弁した。
北川氏は「これまでの福祉のまちづくり、地域づくり、地域共生社会を基盤にしながらも、新しい観光産業の創出、市民の地元愛を育み地域の活性化につなげるシティプロモーションの取り組みなど、一定の成果を生み出すことができたと自負をしている。しかし一方で、厳しい財政状況が予測をされ、新たな行財政改革に取り組むなど、財政健全化に多くの時間を注力することとなった」と1期目を振り返った上で、「中学校給食、産科施設の回復、ごみ処理の課題、そして何よりも財政の健全化。こうした道半ばの大きな課題がある。その解決に責任を持って当たらなければならない。次期市長選に出馬をさせていただいて、来期も引き続いて市長として市政運営の先頭に立って、人口減少社会にあっても、この名張市では豊かな暮らしが守られる、より豊かな暮らしを市民が享受できる、そんなまちづくりを市民の皆さんと一緒に作っていきたい」と述べた。
北川氏は同市出身。県議を経て、22年の市長選に無所属で出馬し初当選した。
伊賀タウン情報YOU記事より