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【伊賀タウン情報YOU】
「民謡の魅力、楽しく伝えたい」三味線や踊り伊賀で習う 西出さん

6月1日に発表大会
民謡やよい会(森永弘昌会長)による35回目の発表大会が、6月1日午後1時から三重県伊賀市西明寺の市文化会館さまざまホールで開かれる。中野弥生会主(78)のもとで三味線を初めて2年弱、昨年の発表大会で初舞台を踏んだ同市小田町の西出有希さん(38)が、今年は歌や踊りで初出演し、三味線伴奏や合奏でも出演する。

高校卒業後に音楽の専門学校に進み、大阪で音楽関係の仕事に就いていた。その後、東京で新聞社や外食チェーンに勤務した後、2年前に故郷へ。「久しぶりに帰ってきても『おかえり』と言ってくれる温かさ」を感じながら、三味線を習っていた母親もよく知る中野会主を頼り、熱心に腕を磨く毎日だ。

「歌や演奏だけでなく、所作一つから奇麗さや美しさを表現するのは難しい」と語りつつ、舞台度胸は十分で、中野会主も「皆の気持ちを和らげてくれたり、周りを明るくしてくれたりする存在」と期待を寄せる。

今年の発表大会で、西出さんは「おてもやん」(熊本)と「三朝小唄」(鳥取)で歌と踊りを披露し、合奏・伴奏で7曲ほど出演する予定で、「初めてのことばかりだけれど、民謡の魅力を楽しく伝えられたら」と意気込みを話した。

発表大会は入場無料で、市内5教室と三味線・尺八・太鼓・民舞の教室で習う老若男女約40人が出演。恒例の「やよい会音頭」「伊賀上野音頭」で開幕し、「鈴鹿馬子唄」など三重県内の民謡を始め、全国各地の民謡、三味線と尺八の合奏、フィナーレの「伊賀上野小唄」など36曲の歌や踊りを披露する。賛助出演は扇友会、松栄会。

中野会主は「各地に伝わる音頭や小唄は、歌い継がないと残せない。生の歌や演奏でたくさんの民謡を知ってもらい、次世代へつないでいきたい」と思いを語った。

問い合わせは中野会主(0595・23・7617)まで。

伊賀タウン情報YOU記事より

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