三重県名張市の小中学校で勤務する教職員の負担軽減を目的に、同市教育委員会が今年度から、後援する催しであっても児童生徒へのちらしの配布を原則受け付けないことにしたことが4月18日、わかった。
市教委文化生涯学習室によると、これまでは市教委が後援する子ども向けのイベントなどは、市内の小中学校19校の全児童・生徒へのちらし配布(計約5500人分)が可能だった。
ところが近年、配布依頼が急増。夏休み前など多い日には配布枚数が子ども1人当たり10枚ほどになることもあったといい、各学校での仕分けや学級での配布作業などに教職員たちが時間をとられていた。
同室の担当者は「子どもたちを通して、親御さんたちに見てほしいという内容のちらしも増えていた」と話す。こういった状況を受け、学校側から市教委に改善を求める声が上がっていた。
同室は今年4月から、後援する催しの周知を主催団体などから求められた場合には原則、各学校でポスターやちらしを掲示するのみとした。同室の担当者は「ご理解いただきたい。ポスターにQRコードを付けるなど、ネットも活用してほしい」としている。
伊賀タウン情報YOU記事より