【毎日jp】個展 伊賀焼作家、小島憲二さん 伝統手法で新たな作風 13日まで、名張・堤側庵ギャラリー /三重

 伊賀焼作家の小島憲二さん(65)=伊賀市丸柱=の個展が8日、名張市新田の堤側庵(ていそくあん)ギャラリーで始まった。今回出展する花器など約50点のほとんどは新たな窯で焼いた作品という。13日まで。

 愛知県出身の小島さんは高校卒業後、伊賀市丸柱に移住し、作陶を開始。伝統的な伊賀焼に新しい作風を吹き込んできた。これまで自宅の登り窯と穴窯の折衷的な窯で制作し、今年、新たに穴窯を築いた。

 小島さんによると、伝統的な伊賀焼は1300度以上で焼成し、ビードロと呼ばれる緑色の自然釉が見られることが特徴。また、同じ古琵琶湖層の粘土を使う滋賀県甲賀市の「信楽焼」とは異なり、「耳」と呼ばれる装飾が付けられることが多いという。

 「登り窯よりも穴窯の方が古い手法。その古い窯で新たな作品に挑戦したかった」という小島さん。今回の展覧会にはこれまでにない実験的な作品を多く出品したという。

 開館時間の午前11時~午後6時までは、小島さんも在廊している。問い合わせは同ギャラリー(0595・65・3002)まで。【衛藤達生】

毎日jp記事より