【毎日jp】熊本地震 南海トラフに生かす 派遣2職員の報告会に市長ら参加 名張 /三重

 熊本地震の被災地、熊本県嘉島町に名張市が昨年度に派遣した土木系職員2人による報告会が14日、同市防災センターであった。2人は地震で亀裂が入った道路や復旧工事の様子を画像などで紹介。報告会には亀井利克市長や福田博行市議会議長ら約60人が参加した。

 嘉島町は2016年4月の熊本地震で震度7の激震に2度見舞われた熊本県益城町に隣接する人口約9000人の自治体。地震で約700棟の住宅が全半壊した。

 派遣されたのは都市整備部維持管理室の川合正史さんと上下水道部水道維持室の山本真人さん。川合さんが昨年4~9月に、山本さんは同10月~今年3月に、主に道路などの復旧工事を担当した。

 川合さんは復旧工事の入札などを担当。「経験を生かして(昨年10月の)台風21号の被害対応では率先して対応できた」と語った。

 山本さんは現場監督としての苦労を話した。現場に行ってみると、状況が悪化している箇所もあり、国の補助を受けずに、町の単独事業として対応することもあったという。「地元住民は道路の復旧を待ち続けており、(町にとって)財政的には厳しい選択をした」と話していた。

 亀井市長は「南海トラフ地震が発生すると、海岸線を抱える自治体からの多くの避難者だけでなく、国などの防災機関関係者やボランティアも多く受け入れることになる。2人の話を大いに参考にしたい」と話した。【衛藤達生】

毎日jp記事より