【毎日jp】チャリティーコンサート 南中に新しい楽器を 地元自治会が企画 名張で17日 /三重

 名張市立南中学校(同市つつじが丘南1)吹奏楽部の楽器代を募るチャリティーコンサートが同中で17日に開かれる。今年、県内のコンクールで金賞に輝いた実力校だが、31年前に購入した古い楽器を使っての受賞だ。悪環境で練習に励む生徒たちを支援しようと、つつじが丘自治会が企画した。【広瀬晃子】

 同中は1983年に創立し、吹奏楽部は開校4年目にできた。現在の部員は46人。ほとんどの楽器は創部当時に購入されたが、高価なため買い替えが難しい状況にあった。

 部が所有する約80台は、どれも色がはげ落ち、一部がへこんで音に影響が出る楽器もある。特に高価なチューバはひどい状態で、指で押さえるピストンが戻らなかったり、変な音が出ることも。チューバ担当の曽我部未夢さん(2年)は「大会のステージで音が出なかったこともある」と苦笑いする。

 住民が状態の悪さを知ったのは約3年前。地区内のイベントで演奏する姿に元気をもらいながらも、楽器の状態が気になった。今までにもイベント内の売上金の一部を寄付してきたが、楽器は1台数十万円。購入までに至らず、修理代に消えてしまっていた。

 今回は、多くの人に現状を知ってもらうためにもコンサートの開催を企画。生徒の頑張る姿と楽器の状態を見てもらい、なおかつ参加者が楽しめる形式にしたという。募金が集まれば特に状態が悪いチューバ(約40万円)を購入する予定にしている。

 コンサートは17日午前10時、同校体育館で。会場内に募金箱を設置し、演奏終了後には部員たちが協力を呼び掛ける。自治会理事の肥後幸夫さん(69)は「孫も(他校で)吹奏楽をしており、人ごととは思えない。これが終わりではなく、今後も支援し続けたい」と意気込む。

 地元バンド「シリウス」らも出演する。入場無料。問い合わせは肥後さん(090・1025・3230)。

毎日jp記事より