平成29年度~名張ゆめづくり協働塾~まちづくり研修に参加してきました

10月15日名張市防災センターにおいて、「まちづくり研修」が開催され、地域づくり組織や各市民センターの職員など36名の参加がありました。
講師は帝塚山大学名誉教授の中川幾郎先生でした。
大きく3つに分けたテーマについてお話をされていました。
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①担い手不足による課題について
今名張市内の地域づくりでは担い手の不足が大きな課題の一つになっていますが、それは豊中市や神戸市などの大きな都市でも起こっています。
都市部と郡部で理由は違いますが、共通している原因は高齢化です。
解決策として、仕事が生活の中心になっている若い世代でもパートタイマー的に関われるようにする、女性の参加をもっと増やすなど、地域に住む一人ひとりが関われるような仕組み作りが求められるそうです。

②フルセット型ではなく、地域の特性に応じた活動へ
「事業の棚卸し」が必要。
画一的な地域づくり・行事ではなく、里山や遺跡など地域の財産などその地域の資本を活かした地域づくりが必要になってきます。
また地域の中で「何が必要で、何を求められているのか」を知ること、「事業や課題に優先順位をつけて取り組む」ことで整理することができます。
そうすることで、本当に必要なことが見えてきます。
昔から続く祭りなど伝統的な行事は「まちづくり資源」ととらえて継承していくことも必要です。

各地域にある市民センターは、地域づくり組織が指定管理者として管理運営を行っています。
そのメリットは、地域の実情を最も知っている職員がいることで住民にとっても身近な施設と感じることができることです。
センターはさまざまな情報が集まる地域づくりの拠点となり、そこで働くセンター職員には地域をマネジメントすることも求められています。

③生涯学習とまちづくり
市民センターの生涯学習(サークル活動)については、今までの自己実現や教養を高めるための学習から、誰かのために自分が先生役になる「めだかの学校方式(♪誰が生とか先生か~♪)」が求められているそうです。
(この取り組みはまさに今年度の市民活動支援センターの「おきがる出前講座の講師募集」そのものです。)
勉強には、しなければならない勉強(必要課題)と、何が何でもしないといけないというものでもない勉強(要求課題=生涯学習)の2種類があるそうです。今後は、両方をうまくバランスをとりながら、地域の課題を解決するような勉強も生涯学習と位置づけることが求められます。

・自分とは違う考えや暮らし方などを「おもしろい」と思える寛容さや好奇心がないと何事も(地域づくりも)大きく広がらない
・「人と人をつなぐ」「団体と団体をつなぐ」(つなぐ感覚)
・「個人でできることは個人でする」(補完性の原則)
・何が課題か気づく(課題があるのに気づかないのが一番問題)
などこれからの地域づくりのキーワードになる言葉が多くありました。