名張市人権相談力アップ研修会を開催しました。(開催日:10/30(火))

「見た目問題
~アルビノってなぁに?~」

薮本 舞 さん(アルビノ・ドーナツの会 代表)

☆「アルビノドーナツの会」名称の由来
とにかく「アルビノの人の輪」を作りたい、というところが原点。ドーナツのように、
お茶の時間に出てきて、食べるとホッとするような笑顔の出るような「身近な存在でありたい」
という意味もこめて「人の輪」…わっか状の形をかけて「ドーナツの会」を命名。

☆ 内 容
「アルビノ」の当事者ということで、アルビノの事を中心に「見た目問題」と
「弱視(視覚障害)」、「紫外線に過敏」という特徴を持ち合わせているという
ことのお話を。「アルビノの”見た目”」のしんどさにフォーカスしながら、視覚
障害や紫外線に過敏な部分についても伝わる内容です。

詳しいチラシはこちらです!

≪振り返り≫

名張市役所大会議室に於いて「人権相談力アップ研修会2018」を開催しました!

名張市人権センターが、人権問題として初めて「見た目問題」を取り上げた研修会。59人の参加がありました。
「見た目問題」とは、顔や身体に生まれつきアザがあったり、事故や病気によるキズ、やけど、脱毛など「見た目」に症状があるみなさんが、その「見た目」がゆえに日々ぶつかる問題です。

講師の薮本さんは、アルビノの当事者です。アルビノとは、生まれた時からメラニン色素が無い・極端に少ない状態の人や生物のこと・・・というお話から入り、「その症状は?」「困るポイント」など、アルビノについて詳しく説明がありました。そして薮本さんが感じた「見た目問題」について話されました。
生まれた時から中学校を卒業するまで、まわりの人たちとの「見えない壁」。習慣化してしまうため、「辛い!」と言える機会を失ってきた時期。「自分のことを自分で説明したい」という思いから、遠い高校へ進学。でも自動車免許取得ができない、アルバイト先が見つからないなどの挫折を経験し、「みんなができることができないなら、自分にしかできないことで生きていきたい」と思うようになり、芸術大学に入学します。今まで一番フラットに感じることができた場所になったそうです。しかし就職の壁を感じ、「同じアルビノの人たちはどうしているのだろう?会いたい」と思い、ようやく2年後に実現します。「同じ当事者がこれだけ頑張っているのなら自分もがんばれるかも」と単純に元気になったと話されました。そして「アルビノ当事者の集まれる場所がないのなら、自分たちで作ってしまおう」ということで設立したのが「アルビノ・ドーナツの会」なのです。薮本さんの生い立ちから現在までのお話を聴いていて、薮本さんの強さと優しさを感じます。

「見た目問題」は私たちすべての人間が当事者として感じている問題ではないでしょうか?自分の見た目もまわりの人たちの見た目も、すべてフラットに受け止めるには時間がかかるかもしれません。まさに、自分を通して、薮本さんの思いを重ね合わすことができました。しかし、「見た目」が社会問題化しているものについては、制度整備や行政支援が早急に必要であることも感じましたし、啓発も行っていかなくてはなりません。すべての人が「自分らしい顔で、自分らしい生き方を楽しむ人生」を送ることのできる社会の実現をめざして、それぞれの立場で取り組む必要を感じます。
薮本さん、ありがとうございました。これからもつながっていきましょう。

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