人権ワークショップステップアップ講座(マスター編)を開催しました。

【振り返り】
8月27日午後1時30分より、名張市人権センター主催「人権ワークショップ・ステップアップ講座(マスター編)」を、30名の参加を得て名張市教育センターで開催しました。

  講師として、ベーシック編に続き人権ワークショップ研究会代表の幸田英二さん。

幸田さんの進行のもと、赤目小学校の上森健史さん、滝之原小学校の田中弓子さんにファシリテータ(学習促進役)としてワークショップ実践を提供していただきました。

  

  上森さんからは「自分も他者も大切にする、プラスに見る」というテーマのワークショップを実践していただきました。まず、自分の「短所」を書き出し、ペアになって互いにその「短所」を「長所」に言い換える表現を考え合います。そして、ペアを変えてまた同じことを話し合っていきます。このワークを通して、受講した参加者の皆さんから「自分を好きになれた」「新たな自分発見があった」「自分の短所を書いたりいうことには抵抗があったが、それって長所でしょって言われてうれしかった」などの感想が出されました。

  

田中さんからは「部落問題の忌避意識を考える」というテーマでのワークショップでした。提示された「私はちがうんですけど・・・」という文章を読んで、感じたことや引っかかったことを各自が書き出します。そのあと4人グループで互いに書き出したことを交流していきます。全体交流では、この文章から「他人事」「たてまえ」「自分が違ってよかった」「悪く見られないように」「自分の差別心に気が付いていない」ということなどが、感じたこと・引っかかったこととして出されました。この感想の通り、田中さんはこの文章の裏に「忌避意識」があることを指摘します。いくつかのデータを示しながら、人権学習は自分のための学習であり、自分に指を向けることが大切であることを強く述べられました。参加者の皆さんからも「言うだけ、わかるだけではだめ。行動していきたい」「地域へも、この参加型学習を広めていきたい」「その場で流してしまう自分がいる。自分に指を向け、行動でしていきたい」などが振り返りの中で意見として出されました。

ファシリテータ(学習促進役)としての学びという視点でも、参加された皆さんは、お二人のワークショップ受講者としてペアやグループで話し合い、振り返りまでを丁寧に行いながら、ファシリテータの基本姿勢や役割について理解を深めていきました。

講師の幸田さんの助言を受けながら、ワークショップを行う上でのねらいやルールの確認、ファシリテータとしての介入のタイミング、方法等、自分がファシリテータとして行う上でのポイントをしっかりと学ぶことができたのではないでしょうか。また、講演を聞くだけの研修講座ではなく、自ら参加するワークショップ(参画型人権学習)に、時間の経つのが早く、有意義に感じられたという感想もたくさんいただきました。

年間を通して、子どもの学習や大人の研修会などでも、このようなワークショップが効果的に活用されることを願っています。

※上森先生ワークショップ展開案は こちら

※田中先生ワークショップ展開案は こちら

※「私はちがうんですけど・・・」文章は こちら