LGBT県職員に指針 企業理解浸透へHPで公開/三重/毎日jp

 LGBTなど性的少数者への理解を深めようと、県が職員向けのガイドラインを作成した。県ホームページ(HP)を通じて公開することで、県内企業などでの理解浸透も図りたいとしている。

 指針は、多様な性的指向や性自認への理解を深めると同時に、当事者の職員が働きやすい職場づくりを目指す。職員の姿勢や行動を示した「6か条」には、性のあり方は多様で、人権に関わる▽カミングアウトや相談は真摯に受け止め、アウティング(当事者の了承無く周囲に伝えること)はしない――――などと明記した。

 好きになる性と、自己認識する性を目指す「SOGI(ソジ)」についても「LGBTという言葉だけでは包含できないほど、多様な性のあり方が存在する」として、個人を尊重する姿勢の重要性に言及している。SOGIは「SexualOrientation(性的指向)」と「Gender Identity(性自認)」の頭文字だ。

 LGBTの就職支援などに取り組む一般社団法人「ELLY」が2016年に実施したアンケート調査によると、県内当事者のなかには「カミングアウトしたが理解してもらえず、正社員になれなかった」などの悩みが寄せられた。県ダイバーシティ社会推進かは27日から、企業や団体が参考にできるよう県HPへの掲載も始めた。同課は「なじみのない言葉も知っておく必要があり、啓発活動も進めたい」と話した。