ふれ愛コンサート 透明な歌声、楽器と共に チェルノブイリ被ばくの歌手、来月10日に名張で/三重/毎日jp

 チェルノブイリ原発事故の被ばく者でウクライナの歌姫、ナターシャ・グジーさんが12月10日、名張市松崎町のアドバンスコープADSホールで歌などを披露する。

 人権週間(12月4~10日)にちなみ、名張市などが主催する「ふれ愛コンサート」として開催。2部構成で、第1部(午後1時半)は作文や標語、ポスター、写真などの人権作品の表彰式があり、第2部(午後2時半)がナターシャさんのステージとなる。

 ナターシャさんはウクライナ生まれ。1986年4月に旧ソビエト連邦(現ウクライナ)で発生した事故で、チェルノブイリ原子力発電所から3.5キロの地点で被ばく。その後、移住し続ける非難生活を余儀なくされた。

 ウクライナの民族楽器・バンドゥーラに魅了されたのは8歳ころ。その後、奏者となり、救援団体の招きで民族音楽団のメンバーとして2度の来日を果たした。2000年から日本で本格的な音楽活動を開始し、ウクライナ大統領が訪日した05年には首相官邸での夕食会で演奏。昨年はそれらの活動が評価され、外務大臣表彰を受けた。

 日本の曲も披露

 12月のステージでは、哀愁をおびたバンドゥーラの音色とともに、透明な水晶のような美しい歌声を披露する。ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」や、シンガーソングライターの小椋佳さんの作品「命はいつも生きようとしてる」などを演奏する予定。

 無料。申し込み不要。託児(1歳以上~小学生以下が対象、定員20人、12月6日締め切り)あり。手話通訳や要約筆記(1部のみ)、磁気誘導ループの利用も可。市人権センター(0595・63・0018)。