女性が活躍する社会を 鈴鹿で始まる /三重/毎日jp

 女性が活躍する社会の実現を議論する「ウイメン・イン・イノベーション・サミット2016」が23日、鈴鹿サーキット(鈴鹿市稲生町)で始まった。初日はビジネスの第一線で活躍する女性らによる講演やパネルディスカッションなどがあり、女性の生き方や働き方を考えた。

 伊勢志摩サミットの首脳宣言で女性の能力開花に向けた取り組み促進がうたわれたのを受け、県男女共同参画・NPO課が主催した。

 講演には会社員や学生、主婦など男女約400人が耳を傾けた。ゴールドマンサックス証券のキャシー松井副会長が、仕事の傍ら子育てや乳がん治療を行った自らの経験を話し、「結婚や出産のタイミングについて質問をもらうが、どんな人でも事前のプランは崩れるし、人生はそんなもの。ワークライフバランスという言葉がありますが、完璧にやる必要は全くなく、やれることだけで十分」と持論を述べた。キャロライン・ケネディ駐日米大使はビデオメッセージを寄せ、「改革を促すには、新しい役割を担う女性が必要。女性の大きな夢を手助けしましょう」と訴えた。

 テーマ別に行われたパネルディスカッションには、カルビーの松本晃・会長兼CEOやカーレーサーの井原慶子さんらが登壇。松本氏は「女性の登用による多様性の創出が難しい理由は、男性の既得権益を奪わなければならないから。女性が家事・育児を多く負担する文化はまだ日本に根強いが、働き方改革を進めなければならない」、井原さんは「男性ばかりの中で体力では勝てない私が好成績を取れたのは、女性ならではの視点で車の開発ができたから。こうしたコミュニケーションが次につながっていく」と話した。

 最終日の24日は、初日の議論を受け、三重大生によるグループ討議と発表が行われる。【山本萌】